木津かおりとthe民謡 Vol.23

〜恋バナ唄えば ヒーローが 涙のそばで 笑ってる 〜

突然ですがこの人が自分のヒーローですって言える人っていますか?
私も民謡をうたってきてかれこれ半世紀。そして木津かおりとthe民謡としても
あと半年で7年を迎えると言う今回。民謡が「民の唄」たる大元と言うのかな。
そんな所に掘り下げて行くこととなりました。
コロナを過ぎたこの現代。生き抜く事は大変と言われいますが、
はい確かに大変です。でも民謡の中にはもっともっと大変だったのではないか?
とそんな風に感じられることが沢山あるんですよね。

木津かおりとthe民謡のライブの内容は、いつも自分が
唄いたい曲をピックアップすることから始まります。
そんな曲目を並べてサポートもらいながらまた掘り下げて行くと、
昔の人たちは、辛い毎日を誰かをヒーローに見立てたり、
自分の色恋話というよりも、時のヒーローだったり、
後ろ指を刺されるようなそんな噂の色恋話をバカにしながら
真意は憧れから来る嫉妬じゃん。だとか。。
「月が出たでた月が出た三池炭鉱の上に出た…」と
誰もが知っている九州炭鉱節にも元唄があったりするんです。
そして座敷で唄われるものは雰囲気が違っていますし、
民謡の流動性の面白さを感じています。
Vol.23 今回のテーマ
〜恋バナ唄えば  ヒーローが  涙のそばで  笑ってる〜
 では
民謡の王道曲。。福岡の黒田節に詩吟と浪曲で、
黒田官兵衛の家臣母里大兵衛が豪酒の福島正則の命令で
無理を強いられた巨大な盃だったが見事に飲み干し
秀吉からの日本号と言う槍を褒美として持ち帰った様子が加わると、
「黒田節」でなく「黒田武士」と現代は表すんです。
日本語は便利だなと思いますが。。
黒田武士等の曲は、自分の中ではなんとなく
the 民謡とは遠い感じの曲。って感じていたの部分がありますが、
でも今回それを敢えて選んでみました。
はてさて、
黒田武士のthe民謡バージョンはどんな風に
生まれ変わって表されるのでしょうね。期待は大です。

他の曲も面白いですよ。
玄如さんという絶世の美女を神格化したそんな唄とか。。
惚れちゃったお梅さんの為ならなんでもやっちゃうよ。と言う
純情で可愛いく目尻が下がる日本男子に会えがかと思うと
鹿児島の英雄の西郷さんを雑魚呼ばわりする鹿児島のヨサコイ節やら。。
結婚することが決まったのに、相手がイケメンじゃないから
自暴自棄になっているヤンキー女子なのにキュートな印象で残ってるおてもやんとか。

とにかく色々あって面白い。とそんな風に捉えられるのが
民謡の器の大きさだと私は捉えています。
そんな民謡だもの。現代を生き抜く知恵もたくさん詰まってますしね。

皆さんのお越しをお待ちしています。

18:30開場19:30開演
前売り3,850円(ドリンク別)
 当日4,400円(ドリンク別)
代官山 晴れたら空に豆まいて
http://haremame.com/
東京都渋谷区代官山町20-20
モンシェリー代官山B2
info@mameromantic.com
tel. 03 5456 8880
 
メンバー
木津かおり(唄・ごったん・三味線)
岡部洋一(パーカッション)
太田惠資(ヴァイオリン)

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